昨年あたりから存在感を増す「パーソナライズ」なるキーワード。様々なジャンルの商品やサービスが登場しています。
美容業界では、個人の肌状態に合わせたスキンケアや、ひとりひとりの髪質やお悩みに沿った成分を配合したヘアケアなどがリリースされています。
ひとつのジャンルとして定着しつつある背景には、価値観の多様化や、「個」へ向けたアイテムが求められる時代の潮流があります。
今回は、拡大を続けるパーソナライズ美容の現状をOEM・ODM視点でお話しします。
登場人物プロフィール
ホシケミカルズ広報S | ホシケミカルズ商品企画Y | ||
ヘルスケアアイテムのBtoC広報を経て、 販売時の切り口や訴求点とともに、理性(技術や理論)と感性( |
ホシケミカルズでは異色の化粧品メーカー研究部門出身という企画 化学の豊富な知識や知見に基づき、 |
急速に“パーソナライズ美容”が、市場を席捲していますね。
1人1人に合わせた商品や仕組みを提案するこのトレンドですが、実際に商品開発に関するお問い合わせも増えてきています。
シャンプ&トリートメント、美容液などを筆頭に、個人向けに調合するサプリメントや、気分やシーンに合わせて使いわけるフレーバー系アイテムなど、各社どんどん進化しています。
かつて主流だったマスマーケティングから、もう少し小さい単位の嗜好に合わせた商品開発が主流になりつつあるのを実感します。
注目すべきは、メイクアップ品への波及です。手持ちのアイテムと重ねることで、色やニュアンスを変化させるリップやアイシャドウが登場しています。
コスメ好きの宿命ですが…箪笥の肥やし状態のメイク品を大量に抱えているので、それらと組み合わせることで、自分好みの色になったり、思いがけずトレンド顔が作れたりと、お得感と新しい発見があります。
手持ちアイテムを無駄なく使いきるという行動(行為)は、「自分だけでなく、社会や環境に良いことをしたい」と考えるミレニアル世代に受け入れられ、パーソナライズコスメが流行する1つの要因ともいえそうです。
「とりあえず人気アイテムを買っておけばOK」という風潮から、「自分に本当に合っている良いものを使う」という購買理由もひとつの常識になってきたようです。
ホシケミカルズでも、“手持ちのアイテムを活かす”という視点で開発した「CCBオイル」をODM提案しています。CCBとはCreate(創造する)Color(色)Brightness(輝き)の略。
単品使いはもちろん、下地やファンデーションと混ぜてもOK。使用部位も自分に合わせて選べるメイク用オイルです。
もうひとつのポイントは、「気象変化ストレス」に着想を得た点です。具体的には、「日本の最高気温が約40℃であること」に加え、近年の異常気象で激しさが増す「±10℃にのぼる1日の気温差」が要因となるストレスです。
一般ユーザーへの訴求を考えると…例えば、トレンドに敏感な女性に向けて、「パーソナライズ化」×「気象変化ストレス」に対応した“新クリエイティブメイク用オイル”という切り口もあります。
機能性の面では、ファンデーションの後にチークとして、また、ファンデーションと混ぜることで血色感とツヤを出すなど、マルチに使える万能アイテムとして謳えます。もちろん成分訴求(※)も可能です。
※美容スキンケア成分配合:ビタミンC誘導体・ビタミンE・植物オイルなど
つまり、手持ちアイテムを活かしつつ、自分流にカスタマイズできる“プチパーソナライズ”ですね。一般ユーザーはもちろん、スタートアップで販売するブランドメーカー様にとっても参入しやすいのでは?
たしかに、大手が展開するような、肌質や生活環境、お悩みなどを総合的に分析し、カスタマイズしたアイテムの開発はなかなかハードルが高いのが現状です。
しかし、一般ユーザーが自分で調整するタイプのパーソナライズであれば、単品でも販売することができます。
もちろん、既存のブランドラインの中に組み込むのもありです。
すでに購入してもらった過去のアイテムが再び主役に返り咲く可能性を提示できるので、“商品を大切に使いきってほしい”、そうした真にユーザーの立場に寄り添うメッセージ・企業姿勢は、時代の空気感にマッチしているように感じます。
ホシケミカルズでは国内4拠点での柔軟な生産体制を整えていますので、実現が困難とお感じになっているようなパーソナライズ美容に関するアイデアも、ぜひご相談いただければと思います。
「CCBオイル」のほか「パーソナライズ美容」アイテムに関して、お気軽にお問い合わせください。お問合せはこちら