メンズコスメ市場規模
何かと話題の「メンズコスメ」“メンズメイク”や“美容男子”などのワードを目にする機会も増えているのではないでしょうか。男性用化粧品は2017年頃から注目が高まり、コロナ禍においてもブランド数は増加し続け、市場規模は堅調に推移してきました。2021年には1,550億円まで成長しており※1、2013年(確認できた範囲の古いデータ)比※2で約146%と伸びている市場であることがわかります。また、2024年には1600億円規模※3にまで伸長するともいわれています。
実際に“メンズ メイク”について情報収集をしている人も多く、「
Googleトレンド(メンズ メイク)2024年6月30日時点
※1 ヘアケア・ヘアメイクとメンズコスメティックス 国内化粧品市場を調査−2013年市場−(富士経済)
※2 ヘアケア・ヘアメイク商品、メンズコスメティックスの国内市場を調査−2022年市場−(富士経済)
※3 ヘアケア・ヘアメイク、メンズコスメティックスの国内化粧品市場を調査―2024年国内市場見込(2023年比)―(富士経済)
ホシケミカルズこだわりの開発品「メンズコスメシリーズ」
ホシケミカルズでも、2018年頃からメンズ向けアイテムを手掛ける機会が増え、男性用ならではの処方開発やノウハウを社内に蓄積してきました。
例えば、昔からメンズ向けはさっぱりした使用感や爽快感のある香りが多い傾向がありますが、実は女性向けに近いものが好みで実際肌に合うという方もいらっしゃいます。化粧品OEM企業である当社では、男性用化粧品とひとくくりにするのではなく、様々なニーズを汲み取り、ご要望を製品に落とし込む開発も得意としています。
メンズ“メイク”が浸透しつつある背景とは?
スキンケアを皮切りに急成長を続けるメンズコスメ市場ですが、2019年前後には大手ブランド各社から「メイク品」をラインナップに投入したブランド設立が相次ぎ、新たな商機としてとらえていることが分かります。
特にメンズ“メイク”に関しては、オンライン会議の普及が後押しした一面もあり、コロナ禍はメンズコスメ市場にとって追い風となったようです。
ターゲットとしては、「Z世代」(1990年代後半以降に生まれた世代)がイメージされますが、コロナ禍を経て中高年層を含めた幅広い層にもメンズメイクが身だしなみの一環として浸透してきたようです。自然に見える顔の肌補正などはすでに、若い男性やビジネスマンを中心に「日常生活になじんだメイク」となってきています。
ホシケミカルズへのお問い合わせや、市場の動向を見るとメンズメイクはまだまだ伸びしろのある可能性を秘めた市場であり、次のトレンドを探りつつ化粧品ビジネスを展開できるおもしろい領域だと思います。
取り入れやすいベースメイクとリップに注目!
「メンズコスメ」カテゴリーの定着に続き、身だしなみの一環としてベースメイク(肌補正)が浸透しはじめたことで、メイクへの抵抗が薄い男性も増えつつあるのではないでしょうか。その他、メンズメイク浸透の背景には、男性・女性の壁にとらわれない生き方や考え方である“ジェンダーレス化”の存在感も大きいといわれています。ファッションでもジェンダーレスのムードが漂っており、パール男子、スカート男子というトレンドワードも生まれています。メンズメイクは、ヘアスタイルやファッションを含めたトータルでの自己演出や、なりたい自分に近づくための手段のひとつになっている側面もありそうです。
また最近では、韓国コスメやメイクの人気から、レディースのリップや口紅を使っている男性も増えているようです。韓国ドラマやK-POP、韓流セレブの影響もあり、韓国寄せメンズメイクがSNSで話題になるなど、取り入れやすいベースメイクとリップアイテムを筆頭にメンズメイクの日常化が加速していることがうかがえます。
【PICK UP】初心者でもチャレンジしやすいメイク品
ホシケミカルズでは、メイク品を使ったことがない男性にも訴求しやすい “エントリー商材”をご用意しています。
口元に血色感をプラス!ほんのり色づくニュアンスカラー
薬用リップバーム(赤・青・黄の3色展開)
有効成分グリチルレチン酸ステアリルを配合した “色付きの保湿リップバーム”。バームにより程よいツヤ感と保湿感が与えられます。
承認済み医薬部外品のため、「口唇の荒れ・ひび割れ予防」、「口唇の保湿」といった効果効能表現でユーザーに刺さる訴求も可能です。
中でも赤色は、唇のくすみや黒ずみに悩む全世代にぴったり!粘膜カラーを思わせる淡い色付きで、顔印象を健康的にぱっと明るくする透け色リップです。
細かい場所に塗りやすいスティックタイプ
メンズコスメシリーズ MF部分用ファンデーション
メンズメイクの魅力を知ってもらうために、ビギナーさんでも扱いやすい部分用ファンデーション。コンシーラーとしても対応可能です。 青ヒゲ、ニキビ跡、赤み、クマ、シミなどの気になる部分に直塗りしてカバーできます。顔全体に塗るよりも手軽で、ベースメイクのエントリー商材として最適です。
これ1つでベースメイクが完了するBBクリーム
①メンズコスメシリーズ MF BBクリーム(石けん落ち&カバー力)
②メンズコスメシリーズ MF BBクリーム(化粧もち&ナチュラル感)
肌悩みを自然にカバーすることに長けており、これ1つでベースメイクが完成する優れもの。化粧下地、ファンデーション、コンシーラー、乳液、クリームの5役に対応可能できるため、スキンケアの延長線上で使えます。メンズメイクに抵抗がある方も取り入れやすいアイテムです。
メンズメイクをけん引する「美容男子」はカラーリップにトライ?
ここまでは、メンズメイク初心者でも扱いやすいリップやベースメイクを紹介しましたが、上級者向けの「しっかり色付くリップ製品・口紅」もOEM開発が可能です。女性向けと同じくメンズメイクも使う人によって好みが細分化し、ニーズも多様化が進むと予測されます。街中では、血色カラーを通り超え明るめのリップカラーにトライしている男性もちらほら。
製品単体で見ると色が明るすぎるかも…!?と不安になる男性も多いかもしれませんが、ベースメイクやアイブロウなどの基本メイクを施していると、案外強いと感じる色味であっても、顔全体でバランスがとれた印象に仕上がります。
これがメイクの面白いところであり、製品開発を手掛ける化粧品OEM企業としても、性別に関わらず伝え続けたい魅力です!枠組みにとらわれず、個人の価値観でメイクを楽しめる世界が急速に広がっていると感じます。
トレンドと機能性を兼ね備えた「リップ製品OEM」
スターラボグループでは、メイク専門の研究員がお客様のコンセプトを具現化するため、「色合い」「使用感・テクスチャ」「効果」を柱に開発を行います。従来のスタンダードな色設計はもちろん、偏光パール、メタリック、ビビッドなカラーまでバリエーション豊富に再現。上級者向けのメンズリップ開発もご相談ください。一般的な砲弾型や、ストレート型だけでなく、グロス容器も取り揃えています。
近年、リキッドタイプでありながら発色良くツヤを抑えた仕上がりが人気のマットリップなどを代表に様々なアイテム登場し、国内・海外共に採用実績を重ねています。
ホシケミカルズの「化粧品OEM」について詳しく知りたい方はこちら
執筆者: 平地祥子(ホシケミカルズ株式会社・販売推進チーム/広報主任)
ヘルスケアアイテムのBtoC広報を経て、2014年にホシケミカルズ株式会社へ入社。以来、広報を担当。
販売時の切り口や訴求点とともに、理性(技術や理論)と感性(わくわく感)を織り交ぜた情報発信を心掛けている。
日本化粧品検定コスメライター(基礎科)修了、コスメコンシェルジュ取得