現在、SDGsを意識した経営がどの企業にも求められていますが、化粧品OEM企業も例外ではありません。前回ご紹介した「製造工場」に続き、本記事では私たちが大切にしている“人や地球にやさしい化粧品づくり”の中から「商品開発」を中心にご紹介します。ホシケミカルズでは、商品企画や処方開発(原料の選択)からパッケージ(包装・容器)に至るまで多方面からの提案を行っています。
商品企画・処方開発・パッケージ(包装・容器) における“環境に配慮した”提案
(1)商品企画
ホシケミカルズには商品企画を専門にしたスタッフが在籍しており、“製品使用時の環境を考慮した商品企画”なども手掛けています。
企画例1)使用アイテムを集約する「脱プラ×ウォーターレス」のご提案
この商品企画では、プラスチック削減(脱プラ)・水道使用量削減(ウォーターレス)という「環境配慮」に加えて「時短」という訴求ポイントも生まれます。
①3in1クレンジングトリートメント
泡立たないクリームシャンプーで、頭皮のクレンジング・シャンプー・トリートメントの3つの効果が1ステップで完了できます。
②2STEPヘアケア
独自の<アミノ酸リッチシャンプー>と<ボタニカルヘアオイル>の2品のみで仕上げるシンプルなヘアケアです。
企画例2)容器とのセット提案も可能な「クリーンビューティシリーズ」
昨今は商品開発を行う上でもある程度の“サステナブル+化粧品(=クリーンビューティ)”要素を盛り込むことが当たり前になりつつありますが、その定義はとても曖昧です。
オリジナル開発品のクリーンビューティシリーズの2品<CB化粧水><CB化粧水>は、定義の自由度が高いがゆえに手が出しにくいというお客様も検討しやすいようにコンセプト(定義)含め設計してあるため、効率的な商品化検討が可能です。また、中身だけでなく環境に配慮した容器提案も可能ですのでぜひご相談ください。
(2)処方開発
製品開発で取り入れやすいのが環境に配慮した原料を配合する処方開発です。ホシケミカルズでは原料商社機能を活かし、従来廃棄されるものや、環境に配慮された方法で栽培された植物を使用するなど、“サステナブルな訴求”ができる国産原料をまとめた「国産サステナブル原料MAP」をHPに公開しています。原料産地から表示名称、アップサイクルなどのストーリー、主な効能効果を一覧化しており、製品開発のヒントとなるツールとしてご活用いただければと考えています。
※MAPに載っていない外国産などの原料もご紹介可能です
(3)パッケージ(包装・容器)
ホシケミカルズでは、特定の容器や素材のみに特化するのではなく、お客様のご希望や予算、納期などのリクエストに沿った選択肢を提供しています。国内外の容器・包材メーカー様とのネットワークを活かし、最新情報を取り入れながらラインナップを拡充しています。
具体的な取り組み例
- 商品の過剰包装の見直し
└シュリンク包装からバージンシールへ対応変更
└説明書の内容をパッケージ内側に印刷することで、商品とは別に添付していた紙の使用量を削減 - 中身(バルク)に直接触れない外装にプラスチック代替樹脂を採用
- 物流時の環境負荷軽減を目的にしたレターパック対応容器
- FSC認証とバガスマークを両方表示した紙パッケージ
- 再生可能な植物由来の油を原料とした植物油インキでの印刷
※FSC認証紙のパッケージに植物油インキマークとFSC認証マークの両方の表示も実績あり
まとめ
環境に配慮した製品開発には、様々な切り口が存在することがわかります。新たなアイテムを開発する前に、まずは既存品の包材のミニマム化やFSC認証紙の採用など、外側から環境配慮を訴求して売上活性化を図る企業様も多くいらっしゃいます。まずは、自社で取り入れやすそうな取り組みを検討していただくのがおすすめです。
次回は、「化粧品OEM業界の傾向から見る「ホシケミカルズの特長」とは?」について解説していきます。
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