■NO.10 新たなチャネルを探る■ (2009.08.05)

<第10弾>第3章−6:新たなチャネルを探る

AGENA・新井さん VS ケミカルウサギ

<ケミカルウサギ>
残す所あと一回になりました化粧道創業です。まだまだ寒さが厳しいのに、すっかり春の日差しになりましたね。 春が来る!って感じられると、何だかワクワクします。ワクワクついでに、食欲が増してきちゃったりするから不思議です。

<新井さん>
どこが不思議なものですか、ケミカルウサギ。 これまでの冬眠モードから、身体が目覚め始めた証拠よ。

<ケミカルウサギ>
こんにちは、新井さん。 うっ、冬眠モードだなんて・・・冬だって、お仕事してましたよぅ。

<新井さん>
(笑)お互いに・・・・・

<ケミカルウサギ>
さて、今回は「新たなチャネルを探る」です。
やっぱり、なんかワクワク・ドキドキさせられるタイトルです。

<新井さん>
そうね・・・今、化粧品ビジネスのチャンスは化粧品業界の外、 縁のなさそうな、別業種や別業態へと広がっているわ。 豆腐メーカーが開発した豆乳化粧品や酒造メーカーが作った化粧品などのようにね。

<ケミカルウサギ>
美しくなるためには、まず健康になること。では、健康になるためには・・・食生活からということで、余計に手に取りやすいのかもしれませんね。

<新井さん>
何でも食べることに結びつけるのね(笑)
まぁ、それも一理あるわ。 私たちが普段口にしている自然素材がコンセプトになっているから、安心感があるし、ナチュラル志向の高まりが追い風になったのね。

それにしても、豆腐メーカーも酒造メーカーも、 もともと本業である商品がとても高い評価を得ていたわ。つまり、安全で美味しい商品を提供し続けてきたという 技術力と信頼感がモノを言ったのよ。そして、これらの自社の強みを生かしたら、 食品以外のものだって、作ることができるのではないか? という、自らへのシンプルな問い掛けが、 ビジネスチャンスを広げるきっかけになったのではないかしら。

<ケミカルウサギ>
う〜む。(深く頷き)自らへの問い掛けですね。

<新井さん>
そんなに難しく考える必要はないのよ。固執した考え方を少し緩めて、思い込みを外してあげるってこと。新たなチャネルを探るという意味では、 市場を日本だけに限定しないということも同じよね。特に、日本人と同じ肌感性を持った女性がいる市場であり、 これからの需要が期待できるという意味では、断然アジアね。もともと肌質が日本人と似ているし、 どんな肌を美しいと感じるか、という感性が似ているから、化粧品に求める機能がおのずと似てくるわけ。

<ケミカルウサギ>
なるほど、なるほど。

<新井さん>
それから、外にばかり意識を向ける必要もないわ。国内にも未開拓の市場がちゃんと残されているもの。

<ケミカルウサギ>
そっ、それはどの辺りでしょうか??

<新井さん>
本にも書いてあるでしょう(笑)
男性用化粧品の市場などがそうね。 過去にいくつか大手メーカーが挑戦はしているものの、 まだまだ発展途上で、これからが楽しみな市場だわ。

<ケミカルウサギ>
あぁ、それは分かる気がします。 最近、日本の男性は少しずつ勢いを盛り返しつつあるのかな?って。

<新井さん>
それは、どういう所で?

<ケミカルウサギ>
元気がないっていう意味ではないのですが、 どうもこれまで日本は、女性の勢いばかりが強いイメージで例えば「渋谷の女子高生」というフレーズはあちこちで聞くけれど、「渋谷の男子高校生」って言われても、何かピンとこない。 ヨンさまブームに沸くご婦人はニュースになるけれど、 彼女達の旦那様は影が薄かったり・・・。でも、最近は【オヤジ】が【格好よいオヤジ】を目指しているのをあちらこちらで感じたりします(笑)40〜50代男性向けの雑誌のコピーなどを見ると 「ちょいモテ・オヤジ」だとか「目指せイタリア・オヤジ」だとか一体全体どんな【オヤジ】なの?!みたいな。

<新井さん>
ふふふ(笑)

<ケミカルウサギ>
彼らは女性と同じように、丹念にお肌や髪の手入れを行い、爽やかな笑顔のためにデンタルケア。 眉間や目尻のシワにボトックスを注射。鮮やかな書類捌きを実現するためにもネイルケアは欠かさない! なーんて(笑) でも、見た目だけではなくて、 深みや味がある成熟した【オヤジ】がたくさん出現するのは、個人的には色々な意味で、頼もしいのではないかなぁと思うのです。 「ようし、将来はボクもあんな風なオヤジになるぞ!」 と、若い子のお手本になるような。あれ?変な【オヤジ】論になってしまいましたね。

<新井さん>
男性でも、女性でも魅力的な人が多くなるといいわよね(笑)余談だけれど、自分の手本になるような人のことを 【ロールモデル】と言うの。このお手本が多ければ、多いほど選択の幅が広がるし、結果、ますます魅力的な人々が増えていくことに繋がるわ。

<ケミカルウサギ>
世のため、人のためにも【格好よいオヤジ】の出現は、好ましいということですね!そして、男性用化粧品の市場拡大のためにも!

<新井さん>
それから、これまでの【オヤジ】のイメージである
<オヤジ=何だか疲れている、くたびれている>から
<オヤジ=格好いい>と発想を変えたことがポイントよね。
オヤジの格好よさには、知性と清潔さが不可欠だとも思うわ。

<ケミカルウサギ>
【オヤジ】だからこそ、格好いい。 若いヤツには真似できないだろう。 どうだ〜、みたいな感じですよね。

<新井さん>
同じように <男性=エステなどには行かない><男性=美容整形などもっての他>ひと昔前ならこんな考え方も、今では受け入れられるようになっているでしょう。

<ケミカルウサギ>
そうですね〜。

<新井さん>
エステや美容整形を推奨するわけではなくて、
枠が外れたってことね。 既製の概念を捨てて、現在「常識」と考えられている括りを取り払ってみる。非常識と切り捨てられるものの中に、面白いシーズ(種)があるかもしれない。最小投資で、最大限の効果を上げる方法とは、こうした柔軟な発想や視野の広さで、別の方向から物事を見つめ直することからスタートするということね さて、化粧道創業も今回で最終回になったわ。 【第3章−6】の扉絵にはたくさんの小さな芽があるでしょう。

<ケミカルウサギ>
はい(頷き)

<新井さん>
これにはね、今はまだ小さいこの「芽」が育ち、花が咲いて実になり、 新たな「種」を育んで、どんどん広がっていってくれますように、っていう願いを込めているのよ。

<ケミカルウサギ>
そうでした! 確か第1章のはじめの扉絵は「種」でしたね。 化粧品ビジネスに興味を持ったその瞬間から、「種」はあなたの中に在るっていう・・・。

<新井さん>
芽吹きの季節と同じくして、
最終回っていうのも何かの廻り合せね。

<ケミカルウサギ>
これから、すくすくと成長あるのみ!ってことですね。やはり、春はワクワクする季節です。

<新井さん>
・・・・・・・ 終わりに ・・・・・・・
約1年にわたり、ケミカルウサギ君のインタビューを通じて、化粧品ビジネス運営のヒントを探ってまいりましたが、 ケミカルウサギ君の意外な角度からの質問に新たな発見をさせられたり、説明の難しさにぶつかったり・・・ 終わってみると楽しく、たくさんの新しい気づきをもらっていました。 ありがとう。私たちの会話が、皆様の化粧道創業のお役に立てれば、 これに勝る幸せはございません。また、どこかでお目にかかれることを祈念しております。
アジェナ 代表 新井 幸江
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