■NO.03 化粧品の可能性■ (2009.08.15)

化粧品のターゲットは今や、体外・体内、ミクロ・マクロの全方位系!
〜未来コスメが切り開く?!「人生2度結婚説」〜

AGENA・新井さん VS ケミカルウサギ
「第一章-2 スキンケアの方向性」は次号お届けします。

<ケミカルウサギ>
「記録的な」天候続きの6月が終わり、いよいよ日本の夏・7月がやって来ました!こんにちは、ホシケミカルズのケミカルウサギでございます。今月の化粧道創業は第1章の最終「化粧品の可能性」について、再びアジェナの新井さんへお話を 伺わせて頂きました。それでは第3弾の始まり、始まり?!
こんにちは、新井さん。今日もよろしくお願いします。

<新井さん>
こんにちは。よろしくね。

<ケミカルウサギ>
早速ですが、今回は「化粧品の可能性」つまり未来についてのお話を聞かせて頂きたいな、と思ってるのですが、未来への足掛かりとして、まずは現在を。確か、前号では女性が社会進出を果たした結果、多面的で様々な顔を持つようになったというお話を杉山さんから伺いましたが・・・。

<新井さん>
女性を取り巻く環境はすごい速さで変化しているわ。それに伴って、女性の心理も変化するわけで、当然の結果として化粧品も変化せざるを得ないわね。というか、化粧品も日夜<進化>し続けている、と言ったほうが正しいかもしれないわ。

<ケミカルウサギ>
化粧品が<進化>ですか?

<新井さん>
これまでは「化粧品」といえば、メイクに使用するお粉や口紅をイメージする人が多かったと思うけれど、今は確実に違うわ。ある女性が「化粧品」と口にする とき、それはメイク用品だけでなく、スキンケア、ボディケア用品も当然のように念頭に置いているの。顔と身体の皮膚細胞に違いはないのだから、当然といえば当然のことで、そういう意味では皮膚細胞が変化してできた髪のヘアケア用品も化粧品だわね。

<ケミカルウサギ>
へえ?髪って、元は皮膚と同じなのですね?!

<新井さん>
・・・・・そこは、反応するところじゃないと思うけれど、ケミカルウサギちゃん(笑)。まあ、続けましょうね。身体の表面をざっと見ただけでも化粧品の対象は、顔から頭の先?足の先までをケアするものへ変化しているの。 パーフェクトな2頭身ボディのケミカルウサギちゃんの場合は単純に言っても、その面積は2倍よね。

<ケミカルウサギ>
そんな、パーフェクト・ボディだなんて(嬉)

<新井さん>
単純に面積が広がったっていう話だけではないのよ。化粧品のベクトルは、身体の中・体内にも向かっているわ。同じ体内でも身体の表面を構成している、皮膚細胞に働きかけるもの。さらに同じ皮膚細胞でも、現時点の科学においては細胞の最小単位であるとされる、ミトコンドリアに働きかける化粧品なんかも登場し始めているの。だから、科学が進歩するに従って、効果効能を追求した化粧品が続々登場。化粧品も<進化>しているというワケ。
それから皮膚をケアするために、皮膚に対してだけケアを行うというのではなく、皮膚のもっと内側である土台作り、身体の深部・内側からもケアしていこう! という発想もごく当たり前に受け入れられ始めているわね。悪い所ができたら、その原因を合理的といわれる技術・方法で除去しようとするのが、西洋医学だとすれば、悪い所への対処は自然治癒力を引き出す治療を中心 に予め悪くならないために抵抗力をつけ、バランスを整えておく「予防」に重点を置いているのが東洋医学です。どちらがよいというものではなく、どちらも必要な考え方で、これと同じような考え方が化粧品にも波及しているということ。東洋人である私たち日本人が、後者の考え方をよりスムーズに受け入れられるのは当然ね。受け入れるというよりも、元から持っていたけれどすっかり忘れていたものを、思い出し始めたのだと思いたいわ。

<ケミカルウサギ>
そうですね・・・想い出はいつも美しいものですから・・・・・。

<新井さん>
・・・・・どうも反応箇所が違うと思うのだけれど、暑さのせいかしら?(気を取り直して)こんな風に、今は美容と医療、化粧品と医薬品の境目がとても曖昧になりつつあるわ。この傾向は科学が進歩すれば、進歩する程に拍車がかかるでしょうね。

<ケミカルウサギ>
女性にとっては嬉しい悲鳴ですね! 内から外からどんどんキレイになれるなんて。

<新井さん>
そして、そう。その「嬉しい」っていう気持ちがやはりとても大事なの。科学が進歩して、素晴らしい化粧品ができて、それを使うと、ねらい通りキレイになれて・・・・・。でもね、「形がキレイ」なだけでは満足できないのが人、女性なのよね。キレイになるスッテプの途中も、化粧品のいい香りで癒されたい、クリームやジェルの 極上のテクスチャーを味わいたい、デザインだって自分好みに囲まれて生活したいとかね。五感を十分に刺激されて「嬉しい」「楽しい」「癒されたわ」「満たされたわ」っていう、気持ちや心が感じる充足感がどうしても必要なの。
そういう五感に与える影響を無視した製品では、女性の心は掴めないし、支持は得られない。この辺りへの意識の差が、もしかすると化粧品と医薬品の境目になるかもしれないわね。これも現時点においての話だけれど。

<ケミカルウサギ>
そうですね。効果はあるけれど、ごわごわする(?)使い心地のクリームと同じ効果で、お肌にすーっと広がって、べたつかないクリームがあってどちらか好きなほうをどう ぞ!って言われたら、百人中、百人が絶対に後者を選びますよね。どちらでもいいです、っていうのはちょっと考えられないですもの。身体も心も、受ける感覚に対しては敏感ですし、敏感でありたいなぁ。

<新井さん>
そうね、そうだと思うわ。
「女性はキレイになる」とか「心地よくさせてくれる」要素に対して、ある種の「勘」が強力に働くものだから。これはもう本能ね。

<ケミカルウサギ>(頷き、頷き)
化粧品がこのまま進化を続けていくと、未来はどんな風になっているのでしょうね?化粧品を使用しているのか、使用していないのか、わからない!でも、確実にきれい(!)さは伝わる化粧品、とかでしょうか?

<新井さん>
ふ ふふ、それは透明人間ならぬ、透明化粧品ってこと?素の美しさ、素肌美にこだわる日本人特有の願望ね。いずれにしても、自分の「こんな風にキレイになりた い!」という願望を確実に満たしてくれる未来は・・・・・そうねぇ・・・・(少々考えてから)年齢不詳、性別不詳、人種不詳なんていう世界かも(笑)
例えば、とても歳の離れた男と女の間で恋愛や結婚が成り立つようになる・・・・。経験豊富で成熟した60歳の女性が(でも外見は若々しいのよ!)若くて美 しい男性と恋に落ちて、やがて結婚。何十年か連れ添った後、男性は彼女を看取るの。

<ケミカルウサギ>
え?!亡くなってしまうのですか?

<新井さん>
続きがあるの、ここからが大事なのよ。若い頃から経験豊富な女性に磨かれた、この男性は遺産を相続して、やはり経験と財力を併せ持ち、なおかつ進化した化粧品のお陰で成熟した美しい男性になるわけね。そして、若くて美しい女性と、再び恋に落ちて、やがて結婚・・・という素晴らしい連鎖が出来上がるのよ!私はこれを「人生2度結婚説」と呼んでいるの。

<ケミカルウサギ>
う・・・それは、小説か映画か何かでしょうか? もしくは新井さんの願望ですか??

<新井さん>
言ったでしょう、「人生2度結婚説」よ。新説じゃないわ。珍しい話でも、願望でもないのよ。源氏物語の光源氏だって、同じようなことをしているでしょう?

<ケミカルウサギ>
結局、千年も昔の頃に戻ってしまうということでしょうか?

<新井さん>
その頃すでに真珠を砕いた粉をお化粧品として使用していたらしいわよ。

<ケミカルウサギ>
・・・・・・わ、分からなくなってきちゃいました・・・・・・。

<新井さん>
大丈夫。化粧品の可能性が科学の進歩に伴って、顔や身体の範囲を超えて、身体の細胞やDNA、またはメンタルな部分のケアまで取り込んだホリスティック的なものに成長しつつあるし、今後はしていくでしょうね、という話よ。

<ケミカルウサギ>
じ、じ、人生2度結婚説や源氏物語の話は・・・・・?

<新井さん>
科学や医療がどんなに進歩して、「キレイ」が進化しても、人間の感情や欲望に、そう変化はないってことよ。

<ケミカルウサギ>
そう、そう・・・変化はあまりないって・・・・ことなのですね?。

<新井さん>
あらららら、暑さでバテちゃったみたいね。ケミカルうさぎちゃん。次号の予告は代わって私が。次回は化粧道創業、第2章マーケットを読む。ビジネスとしての化粧品市場を分かり易く読み解いていきます。どうぞ、お楽しみに!

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