■NO.02 スキンケアの方向性■ (2009.08.15)

AGENA・杉山さん VS ケミカルウサギ
第1章-2の内容 :スキンケアの方向性
発展し続ける医・科学が新たなスキンケアの未来を切り開く!
明らかになった肌老化の2大要因と進化するコスメ。
機能追求型化粧品=<パワーコスメ>の台頭とゆるゆると年齢を重ねていきたいと願う女性たちが追求する<スローコスメ>の話。

<ケミカルウサギ>
暑い。暑いです。連日のニュースで「観測史上最高の暑さ!」が繰り返され、ついには、ものすごく「暑い」というイメージのあるインド・ボンベイよりも東京の方が暑いなん て・・・・・まさに、インド人もびっくり!(ああ、言っちゃった・・・でも、このフレーズ一度言ってみたかったのです♪)数百年の後、完全に熱帯化した東 京が緑生い茂るジャングルと化すのも地球の環境には悪くないのかも・・・・・・。
【お詫び】 化粧道創業の「第1章:化粧をすること」は3部構成になっています。
1?1 化粧をする心理
1?2 スキンケアの方向性
1?3 化粧品の可能性
前回はワタクシの不手際で項目をひとつ飛ばし、最終項である1?3「化粧品の可能性」をお届けしてしまいました。すでに本が手元にある方々、混乱されてし まったのではないでしょうか?大変申し訳ありませんでした。今回は改めて、1?2「スキンケアの方向性」をお送りします!

というわけで、今月はアジェナ・杉山さんへお話を伺わせて頂きました。
それでは第4弾の始まり、始まり?♪

<杉山さん>
こんにちは、よろしく。本当に暑いわね?。ゴージャスな毛皮を着ているケミカルウサギは大変ね、体調崩してない?

<ケミカルウサギ>
うう、そうです。連日この暑さだと、本当に堪えます。年々、この調子で地球が温暖化して、暑くなっていってしまったらこの先、来年、再来年・・・・どうしたらよいのでしょう?

<杉山さん>
暑さが堪えるのは、地球温暖化のせいだけではないのよ、ケミカルウサギちゃん。毎年ひとつずつ年齢を重ねるわけだから、身体機能も少しずつ衰えてるのよ。ふふふ、そういうのを世間では「老化」っていうの。

<ケミカルウサギ>
うう、暑さが堪えるのは、実際の温暖化のせいだけでなく身体の「老化」が原因ですか???? ↓↓↓・・・・・がっくり。

<杉山さん>
そんなに落ち込まないの。身体の老化の進み具合は人それぞれよ。食事や運動に気を配って、しっかりケアすれば身体は長くよく働いてくれるわ。人間の身体って上手に使えば、120年も長持ちするようにできているんだって。私たちの平均寿命を80年とすると病気やストレスなどの因子で40年も寿命を縮めてることになるわ。

<ケミカルウサギ>
ひえぇ?!40年も損してるってことですか??40年!大切に可愛がって使わなくちゃ!健康一番、お昼寝二番!って感じですね。

<杉山さん>
なんでお昼寝が2番目なのか、理解に苦しむところね・・・・・。(気を取り直して・・・)そうそう、身体もそうだけれど、お肌だって同じなのよ。お肌の老化には、先出の身体機能が衰えていく「自然老化」と紫外線を浴びることによって起こる「光 老化」の2つが明らかになっているの。環境問題の話になるけれど、オゾン層の破壊が問題になっているでしょう。70年代に南極にオゾンホールが発見されて以来、世界規模で対策が行われているけ れど、歯止めを掛けられずにいるわ。数年前には北極で新たにオゾンホールが確認されているし、ニュージーランド全土やオーストラリア・シドニーなどはホールの直下になる為、極めて強い紫外線照射を受けているの。有害紫外線はDNAを損傷して、皮膚ガンを引き起こす原因になるし、免疫力を低下させるのね。オーストラリアでは親が子に日焼け止めクリームを塗ることが、法律で定められるくらい、危機感を感じているってわけ。

<ケミカルウサギ>
ひぇっ!南極のオゾン層の破壊はそんなに進んでいるんですね!
より沢山の紫外線を受けると、光老化が促進したり肌ダメージが増長するのですよね。南極には近寄らないようにしなくちゃ。

<杉山さん>
南極だけではないのよ。日本でも冬場の北海道上空のオゾン量は、他の季節に比べて10%低下していると言われているの。オゾン層が10%減ると、紫外線量が20%増えるのよ。オゾン層の破壊が一朝一夕に食い止められるとは思えないし、光老化対策にすぐれた商品がマーケットでも人気があるのよ。そして、その次はどこへいくか興味深いところよね。一部では光老化の次をターゲットにした商品も開発されているしね。

<ケミカルウサギ>
うん、うん、と大きく頷き。

<杉山さん>
お肌の老化には大きく2つの要因が関係してる話は理解できた?最近のスキンケア化粧品には、これらの老化因子に対抗すべく最新の肌理論と先端の技術が貪欲に導入されているのよ。例えば、始めのうちは肌の見える部分・表皮をきれいにすることに力が注がれていたけれど、だんだんと視点が肌の中へと移ってきたわ。表皮の最下層、表皮を作り出す基になる部分・基底層を整えて、規則正しい肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促しましょう。その次は、表皮のさらに下の組織である、真皮に着目。真皮は水分保持が役割で、肌の弾力性やハリを担っているの。この部分に水分を補給して潤いタップリに 保ちましょう・・・・とかね。

<ケミカルウサギ>
そうですね。28日サイクルでお肌が生まれ変わるターンオーバーや肌にはタップリの水分が必要ですっていうことは、今やもうスキンケアの常識です♪

<杉山さん>
そうでしょう?そうこうしているうちにも科学はどんどん進歩して、今では皮膚細胞の中、DNAに働きかけるスキンケアや表皮や真皮など、各々の機能を整え つつ、且つ相互の結びつきを強めてさらに効果を高めることに注目した興味深い肌理論も登場しているわ。それから、肌の調子を整えるために、まずは身体全体の調和を図りましょう。そのためにはこのサプリメントを飲みましょう、みたいな。
医療が患部治療のみに専念するのではなく、身体・心全体の調和を図るホリスティックなものが注目されているけれど、お肌の世界も流れは同じってこと。

<ケミカルウサギ>
なるほど!最新科学の理論や技術を駆使し簡単ケアや即効性があるなど、効果や機能性を追求した一極集中型のパワフルな、「パワーコスメ」と肌や全身のバラ ンス・調和を重視して、連鎖的にじわりじわりと効果を与え、全体的な機能・能力の底上げ効果を狙う「スローコスメ」みたいな感じですね。

<杉山さん>
そう。そして、それらは決して互いに反発しあうものでなくて、各々の要素を内包しつつ、それぞれが個性化していくのではないかしら。または、強力に特化して、使う側の私たちがその時、その目的に応じて使い分けるという風にね。今夜、急にデートが決まったわ♪ 大変、お肌の手入れをしなくっちゃ!キュウキュウの時に「穏やかな効き目・サプリメント」じゃ話にならないでしょ?こんな時は、これこれ。ひと塗りで、目元のシワもピンと張る♪ お肌には一時的な効果でも、その夜のデートの気持ちは満足なわけ。これも心を満たしてくれる大事なケアでしょう?

<ケミカルウサギ>
そうですね?♪ なるほど、納得です!

<杉山さん>
ところで、ケミカルウサギちゃん。今ね、コスメ界の各社が狙っている市場があるの。何処だと思う?

<ケミカルウサギ>
えっ!・・・・・・・UVカットが必須のオーストラリアですか?

<杉山さん>
・・・・・・・つっ、疲れるわ。もっと近くて、大きな市場よ、中国。アテネの次は北京オリンピックも控えているし、経済的に勢いがあるわ。スローコスメのような東洋思想に基づいた製品が続々と登場して、スキンケア自体の流れがアジアを向きつつあるけれど、世界経済の潮流も同じように、大きく アジアを飲み込もうとしてる。中国は世界の工場を宣言して、各国企業の工場誘致を進めてきたけれど、これからは、この動きにも変化が出てくると言われてるの。国内誘致という内へ、内へと向かっていたベクトルが、最近発表された韓国・自動車メーカーの買収など、外へ向うベクトルも現れ始めたわ。この傾向は今後も進んで、経済をより活発にしていくでしょうね。

<ケミカルウサギ>
「経済」も循環してるのですね。何だか、お肌や身体と同じみたい。
取り入れるばかりでなく、外へも出していく、出て行く。新陳代謝をよくしないと、細胞が活発に動かない、みたいな・・・・・。うう、だんだん難しくなってきました。。。。。中国は人の多さも半端ではないですから!彼女たちが好むコスメを作れば、困るほどに売れちゃうかも?♪

<杉山さん>
生み出される需要も巨大だし、おまけに歴史は長大。経済のやり取りが活発になれば、中国の文化はこれまで以上に世界に開かれていくわ。彼らが長い長い歴史の中で、受け継いできた中医学の叡智と世界の最先端の科学が融合されたら・・・・・

<ケミカルウサギ>
夢のスーパーミラクル・コスメが発売される日がやってくるかも?

<杉山さん>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。目が離せないってことは、確かね(笑)

<ケミカルウサギ>
そんな、気になるメガ市場・中国を意識しつつ・・・。来月号は<第2章:マーケットを読む>です。ビジネスとしての化粧品市場の今とこれからを読み解いていく予定です。
どうぞ、お楽しみに!

▼本に関するお問い合わせ先

会社名 ホシケミカルズ株式会社

所在地 〒101-0042東京都千代田区神田東松下町31-2

TEL 03-3254-4491 FAX 03-3254-9594