ボディケア編 (2009.10.15)

ボディにもスキンケア意識が浸透!

最近、肌が傷む・荒れるという理由で体をスポンジではなく手で洗う女性が急増中です。
フェイシャルケアは時間もお金もかけているのに、ボディとなると途端に無頓着、というのはもはや昔のこと。
今や身体を洗う洗浄料だけに留まらず、ドラッグストアやスーパーで気軽に買えるビオレ ボディデリから、天然成分にこだわるTHE BODY SHOPやラッシュ、ロクシタンなどから、乳液やクリームなどフェイシャルケア並みに価格も機能も様々な商品が出てきています。

それではまず、ボディケアの主な種類についてみていきましょう。


ボディケアの主な種類

・ボディシャンプー
長い間、固形の化粧石鹸がボディ洗浄の主流でしたが、20数年前に登場したボディシャンプーが最近では全体の約80%を占めるようになりました。
基本的には石鹸もボディシャンプーも陰イオン界面活性剤を中心とした濃い水溶液です。
しかし、主な界面活性剤の選び方と補助的な界面活性剤の組み合わせによって様々な種類のボディシャンプーがつくられています。

・ボディローション
広い塗布面積に対応したスプレータイプのボディーローション、化粧液タイプなどがあり、滑りがよく、全身になじませやすいのが特徴です。 加齢などにより保湿力が低下した皮膚には、コラーゲンやヒアルロン酸ナトリウムなどの水溶性高分子を配合し、皮脂類似成分としてスクワランなどを可溶化したタイプが効果的で、保湿機能の速やかな回復を促すことができます。

・ボディマッサージクリーム
ボディマッサージの主な目的は、皮膚を引き締め、皮下組織に溜まった脂肪を減らすスリミング効果にあります。
そのため、皮膚に塗ってマッサージをする際に伸びが重くなる程度の適度な粘りがあります。
スルスルと上滑りしないので、たるんだ皮膚を引っ張り、皮下脂肪を減らすのに効果を発揮します。
流動パラフィンやワセリン、粘り気のあるマイクロクリスタリンワックス、ラノリン、ミツロウなどが使用されます。

・ボディスリミングジェル
ベタつかず、さっぱりとした感触でさらっと伸び、角層に素早く浸透します。 また、マッサージはせず塗るだけのタイプが多いのも特徴です。血行を高めることによって、皮膚の水分や老廃物の代謝を促し、たるんだ皮膚を引き締めハリを与えます。 昆布などの海藻成分であるアルギン酸ナトリウムやカルポキシビニルポリマーなどを配合したものが多くみられます。


「おもしろい!」「かわいい!」が人気

2008年度のアットコスメの人気ランキングで強い人気を誇ったブランドが「ラッシュ」です。
ラッシュの「みつばちマーチ」は1位を獲得。肌を優しくいたわり、清潔に保つ働きのあるはちみつをたっぷりと配合している人気商品で、甘く香ばしいはちみつの香りが特徴です。
その他にも、クリスマス限定のスバイシーな香りが特徴的な「クリスマス・ショータイムギフト」やゼリー状のプルプルの質感が楽しい「シャンパンスノーシャワージェリー」、日本酒やお米、豆腐などの日本の食べ物でつくられた「Norikoソープ」、レモンやライム、オレンジピールなどの柑橘系の香りが食べたくなるほどフレッシュな香りの「ママレードソープ」など個性的な商品を展開し、他社製品からの差別化をはかっています。
洗い心地だけでなく、おいしそうな香りや天然成分を採用することが商品開発するにあたって重要なポイントとなっています。


ボディケア開発のポイント

そこでボディケア開発のポイントをまとめると以下の通りとなります。

・香りやコンセプトを分かり易く、消費者の興味を引くものにしましょう。
・肌への優しさを訴求する場合は、天然の成分を上手に活用しましょう。
・ボディケアはつい面倒になりがちなアイテムですが、ケアする時間が癒される、楽しくなるような商品を提案し、ケアする時間を充実させるよう心掛けましょう。


ボディケアは、「効果」よりも「価格」に消費者が流れ易いアイテムです。
だからこそ、使っていてワクワクするような香りや使用感、見た目に特徴を持たせてボディケアをする時間自体が楽しくなるような商品を開発することが重要です。

虎の巻格言:「消費者は商品と同時に甘美な時間を買う!」


参考図書:コスメチックQ&A 日本化粧品工業連合会編
美容最前線 ビューティトレンド 霜川忠正著
本当によかったコスメ467