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眼力=女力!まつ毛美容の威力 (2009.08.15)

古い雑誌などを見て、昔っぽいなぁ、と時代を感じてしまうのは、ファッションとともに女性のメイクではないでしょうか?
眉も太くなったり細くなったり、唇も厚くみせたり薄くしたり。
中でも、ここ数年にわたり流行が続いているのはパッチリしたアイメイクです。特にカールや、ボリュームアップなど、まつ毛美容に関するヒット商品が次々に生まれています。

今回はまつ毛美容をテーマに、ヒットの動向を探ってみたいと思います。


マスカラの高機能化

15歳(中学生は除く)〜59歳の女性に対して、ヤフーが行ったマーケティング調査の結果を見てみると、メイクアイテムの利用率の回答では、若年層ほど「マスカラ」の利用率が高く、10代では72%、20代では80%となっています。

若年層を中心にヒットした商品は少なくありません。
¥1000程度の気軽に買えるマスカラの中から、クチコミでヒットする商品が幾つも登場しています。
素材や機能が進化を続ける中、ロープライスでも支持率の高い商品が登場してきました。

長時間にじまない、より長く、濃く、という高機能化がすすむ中、登場したのが、ランコムの電動マスカラ「オシィラシオン」。
非常になめらかなマスカラ液と毎分7000回のミクロの振動により、根元から先端までムラなく均一に、ダマを防いでくれるというもの。
もう一つネットランキングで1位を獲得している人気のマスカラはヘレナルビンスタインのラッシュクイーンウォータープルーフマスカラ。
ダマにならず、一日中にじまず、カールもキープ、贅沢なボリュームがあって汗・皮脂に強く、発色が良くて、ビタミンEも含んでいるので、ツヤ感とハリのある仕上がりになると好評です。

マスカラの使い心地の中には、「水で洗い落とせる」というふれこみも見られるように、もちがいいことと反比例して落としにくいという欠点がありました。
専用のリムーバーを使わなくてはならなかったものが、現在では持ちがいいのに水で流せる、というものも登場しています。


アイラッシュの流行

マスカラはより濃く、長く…といった進化を続けていますが、アイラッシュ(つけまつ毛)を使えば簡単にボリュームのある目元を演出できると、最近では使う人が増えています。
まるで本物のまつ毛のように細くて繊細なものもあり、マスカラをつけるよりかえって自然にみえるものも。
全体につけるよりも、目尻や中央だけにポイントでつけられるタイプもあり、より自然な形で使えるアイラッシュが流行しています。

シュウウエムラでは、「ラッシュバー」が登場。
パーティ用に根元にラインストーンのついたものや、ピンクやグリーンのカラフルなものなど、いろいろな種類のものが左右¥1000ほどから手に入る他、自分好みにカスタマイズもOK、更にアイラッシュ購入者にはメイクアップアーティストが一人一人の目に合わせてアイラッシュをカットしたり、付けてくれたりするフリーサービスがあり、つけ方が不安という人にも好評です。アイラッシュよりももっと簡単にメイクを持続できるとして、まつ毛エクステをする人も増えてきました。アイラッシュと違い、通常サロンなどで施術をしてもらうようになっています。
まつ毛エクステとは地まつ毛に接着剤を使って、人工毛を足していくという方法が主ですが、この方法だとメイクを落とした後でもパッチリした目は持続できることが最大の魅力です。
しかしまつ毛エクステにはトラブルも報告されています。
接着剤がデリケートな目の周りに付着した場合などに起きているようですが、サロンにも高い技術力が必要になっています。


まつ毛のケア用品

長い間アイメイクを続けているとまつ毛の痛みも気になるもの。
ビューラーの使いすぎで抜け毛が増えたり、痛んで切れてしまったり。
アイメイクの流行でまつ毛をケアする商品の中にもヒット商品が生まれています。
DHCの「アイラッシュトニック」は、植物エキス配合で、マスカラの下地として、透明マスカラとしても使えますが、夜寝る前のケアに使う商品です。
また、抜け毛や切れ毛に対応して、まつ毛用の育毛剤なども登場しています。
肌とともにまつ毛のケアをするのがすでに常識になっているのかもしれません。

下地・ファンデーションの高機能化に伴い、面での差別化が難しくなってきたからか、メイクも面から点へと、見られるポイントが変わってきました。
その中でも、目もとのメイクは、作り込んだ印象を持たせることができる、強力な武器になります。
マスカラや、エクステなど、方法は様々ですが、繊細な部分を彩るアイテムだけに、その利点とリスクを、十分消費者に伝わる形で、商品提案していきたいものです。