〜睡眠ケアについて〜 (2009.08.13)

社会生活の進歩とともに、夜型社会に移行したために起こる生活習慣の乱れや、ストレスに満ちた社会を反映し、不眠に悩まされる人が増えているようです。

厚生労働省が行った全国の3歳〜99歳を対象に行った、睡眠に関する調査によると、睡眠に関する問題で困った経験をもつ人は、全体で36.4%、
現在睡眠に関する問題を抱えて困っていると答えた人は全体で19.6%と、
なんと5人に1人の割合で睡眠に関する悩みを抱えているとの結果でした。
中でも1ヶ月以上持続して悩んでいると答えた人は11.7%。
10人に1人の人が不眠で悩んでいるという深刻な状況があります。

不眠は神経が刺激されて眠れない状況ですが、その原因に多くあげられているのが生活リズムの乱れとストレス。

睡眠について行ったアンケートの結果をみても、ついインターネットや、おもしろいテレビやDVDをみてしまい夜更かしをしてしまう、といった意見が多くみられます。
時間に関係なく楽しめるものが増えている現代、睡眠時間を確保するのは生活管理をするという意思が必要なようです。

もう一つの大きな原因がストレスによるもの。
厚生労働省が行った国民栄養調査では、国民の約7割が日常生活で何らかのストレスを感じていると答えている他、8割以上の人が「最近ストレスを感じている」とする調査もあり、現代の実に多くの人が日常的にストレスを感じている状態にあるという結果がみえてきました。

このような背景を踏まえ、メンタルケア素材の潜在需要が拡大しています。
それを受け、メンタルケア市場に次々と大手食品メーカーが参入するなどの動きが盛んです。
原料メーカーでは、新しい素材や、新しい切り口の提案など、多様化を見せており、イライラを抑えるGABAの成分入りチョコレートなど、すでにヒット商品も生まれています。

幾つか新素材をご紹介しましょう。

◆ レモンバーム抽出物『シラスコ<R>』…不安症状、不眠症に対しての効果を確認。
◆ ミルクペプチド『ラクティウム』…抗ストレス作用、睡眠の質改善効果を確認。
◆メンタルケア素材の先駆け、『セントジョーンズワート(SJW)』。
ヨーロッパでは古くからメンタルケア素材として定着していたもので、アメリカでは『ハッピーハーブ』とも呼ばれています。軽い落ち込みなど、いわゆる「プチうつ」の人に有効と言われています。

新規素材が相次いで登場する一方、メンタルケアの細分化が進み、
その中の一つである睡眠の分野は、これからも需要が増していく分野とみられています。


飲料やサプリメントでも睡眠改善を訴求した健康食品が発売され、一つのカテゴリーへと成長をみせています。

また、気軽に生活に取り入れやすく、扱いやすいハーブも、睡眠障害には有効と知られています。
ハーブの分野も、アロマテラピーから、フラワーレメディと、多岐にわたっていますので、新たな睡眠障害へのアプローチも期待できます。

睡眠障害は、糖尿病、高血圧の発症リスクを高めることが指摘されており、また睡眠時間が短い人は、食欲刺激物質グレリンが多く、食欲抑制物質レプチンが少ないという肥満との関係を示すデータも報告されています。

これらを複合的に扱い、ニーズにあった商品を作ってみてはいかがでしょうか?